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[あーと甲子園]出展作品 『日本丸』

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『日本丸』

  • 日本丸は、横浜を象徴する船だ             
  • 日本丸は、大きい        
  • 日本丸は、すごくきれい
  • 日本丸は、観光客から人気
  • 日本丸は、見るものに感動を与える


僕は、そんな魅力ある日本丸を切り絵にしました。01.psdどこを白黒にするか迷って、「ここを黒、ここを白にしよう!」と考えて下絵を完成させました。下絵が出来たら、まずは、細かいところから切って、徐々に完成を目指しました。切るときのポイントは、「黒いところを切ってはいけない」という気持ちでやってます。日本丸は形がいいので、切っていて、楽しかったです。最後に、周りを切って完成!!ものすごくうれしかったです。早く先生に見せたいと思いました。

(柳 翔太郎)

写真を撮り、下絵をおこすところから、自分で取り組んでいます。
毎日集中して制作していました。

(白十字林間学校 職員)

横浜開校150周年を迎えた2009年の夏、切り絵のモチーフを求めて、みなとみらいへ出かけました。 横浜みなと博物館の前で私たちを待っていたもの・・・それが帆船「日本丸」でした。到着するとすぐに、様々な角度から写真を撮り、一番カッコイイ構図の写真を下絵に選びました。
 翔太郎さんは中学1年生で切り絵と出会い、技術を磨いてきました。今までにも自分でデザインした下絵はありましたが、本格的に自分でデザインしたのはこの「日本丸」が初めてです。白と黒のバランスや線の太さは何度も考えて、決めました。やると決めたら、カッターのスピードの速いこと。寝る間も惜しんで、1作品をたったの2日で仕上げてしまいました。良い線を選び取る優れたセンスと勢いよくカットできる腕、最後まで仕上げる精神力の強さ…翔太郎さんはその全てを持ち合わせています。何の迷いもなく切り取られた鋭い線からは、ものすごい説得力を感じ、観る者の心を捉えてやみません。
こうして出来上がった、「日本丸」の連作を、心ゆくまでご堪能ください。

(美術担当 石田 貴子)